絹志郎マニア

絹志郎の日常と体調管理

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蓋をしていたら溢れてきた

「寂しい」とか「悲しい」とか言う言葉を書かないでおこう、そう思ってた。
数は少ないけど読みに来てくれた人が沈んだ気持ちになってしまう記事は書かないでおこうと。

気持ちが前向きになったら絹志郎の思い出の写真を載せようって思ってた。

表面的には元気よく過ごせてる。

毎日絵を描いて、ベランダの植物たち世話をして……忙しくして、
辛いことも思い出しても泣かないようにすることはできるようになった。

絵のデザインを考えるためにスマホに保存してた花の写真を見ると、絹志郎の写真も見ることになるの。
最初は「この時期はまだ食べられてた」「あちこちの部屋に散歩できてたな」って。

でも、ふとしたはずみで気持ちがぷつりと切れたようになってしまって、
もう後は涙でぐちゃぐちゃな顔でスマホの画面を撫でながら絹志郎、絹志郎……って。

気持ちに蓋をしていたら、いつかはその蓋を開けて、思い出話ができるかなって思ってた。
そしたら蓋を開けるより、先に中から溢れてきて、どうしようもなくなってしまった……。

今日ベランダに出て、花に水をやったり植え替えたりしててふと、
「あ、絹志郎にごはん……」
って思ってしまった。

おかしいでしょ、もう絹志郎が亡くなって５０日経つのに。

いつも時間を気にして、一度にたくさん食べると吐いちゃうから、
何をしてても絹志郎のごはんの時間が気になる生活をずっとしてた。
だから反射的にそう思ってしまった。

もうその必要ないのに。
気がついて、しばらく放心状態だった。

部屋に猫の姿がないのには慣れた。
でもまだ心の中では、絹と絹志郎との生活が続いてる。

アメショっす！見て、元気なラムちゃんの姿に気持ちが和むけど。
今日で終わる３月、更新カレンダーを見て、銀ちゃんの訃報の記事の日にちに目が止まる。

桃にゃんさんは「一生カニ歩きでもいいじゃない」って書いてた。
私もそれがいいって思って、カニ歩きしてたつもり。

桃にゃんさんの「一生」っていう言葉に、銀ちゃんを亡くした衝撃が表れてるような気がする。

愛猫を亡くした悲しみは、何十年経っても忘れることはない。母がそう言って泣いてたな。
母は今でも実家で飼ってたにゃんこに着けてた首輪の鈴を大切に持ってる。
模様も剥げてしまってるけど、家の鍵を着けてずっと一緒に生活してる。
きっと私の知らない気持ちをずっと持ち続けて、その鈴の音を聞いてたんだ。

それがカニ歩き、なのかな。

絹志郎が亡くなって５０日たつけど、まだトイレの砂もそのまま、サプリメントもごはんも。
私が処分できないことを、母は何も言わずにそのままにしてくれてる。

いつかは処分しなくちゃと思うけど、

今は、

まだ、

もう少し残して、一緒に生活をしたいと思う。

この記事へのコメント

無題

お母さんの首輪の話、ジーンときちゃった。
今も一緒に生活している気持ち…わかるなぁ。

うんうん、
ワタシも未だにヤツ等のあの日の記事見るたびに
ボロボロ泣いてしまうし、
PCに保存してある写真を見ては涙が出てしまう。
でもそれと同じくらい笑ってしまう写真や記事もある。
泣いて笑って…そうやって気持ちのバランスが取れてるのかも（笑）
比率的には7：3くらいなんだけどねぇ…（＾＾；